在日フランス人のwebデザイナーあるある
福岡在住のフランス人ブロガーと皆さんご存知だと思うけど、ブログで生活ができるわけではない。日常的に「本当」の仕事をしているよ。
私はwebデザイナーだ。
福岡に来る前に専門学校でwebデザインを勉強しながら仕事していた。だから麻生専門学校を卒業した時に普通に就職活して在日フランス人のwebデザイナーになった。
フランスでのデザインしか経験がなくてもちろん色々あったんだけど、今更はもうフランスに働きたくないくらい日本のデザインに慣れて好きだ。
でもやっぱりまだフランスと違うこともあってびっくりする時も当然あるのでこの記事にまとめてみた。
職歴
グラフィックとwebデザイン、両方の資格を持ち。働き始めてから8年間半(アルテルナンスの時を含めて)。6年間はフランスの一番大きな会社で働いていて、そして福岡でNHN hangameで14ヶ月。
今の会社は去年(2015年)の7月に入社。
webデザイナー?web artディレクター??
びっくりしたのはwebデザイナーはwebデザイナーだ。フランスでは経験があまりない人はwebデザイナーで、年が経つと「web artディレクター」になる。
web artディレクターは大きな案件を持ってwebデザイナーを相談したり、チェックしたりしているチームリーダーっていうか上司だ。
今の会社はフランスの「web artディレクター」の同じ内容の仕事をしているので日本語でもそういう言葉が使われているかとおもたけど、
日本では「ディレクター」は全く別の仕事で「webデザイナー」が正しい呼び方を知った。
だからフランス人や外国人で普通にどんな仕事されているかと聞かれる時に
「web artディレクター」と変s時するけど日本人だったら「webデザイナー」という。
日本で働いているフランス人のwebデザイナーとは
仕事の内容
フランスとあまり変わらない。でもフランスに日本より珍しいのはコーディングをすることだ。
フランスのwebデザイナーはデザインのみする場合が多い。
コーディングまでする人は一番小さな会社で働いている人だけだ。
私はやっぱり丸々なデザイナーだ。コーディングは学校で勉強したけど、
苦手で興味のないし前の会社でする必要なかった。
でも今の会社はなので一ヶ月の間にチーム長に教えてもらった。
今はちょっとだけ楽しさがわかるようになったけどデザインの方が好きだ。
ソフト
これも変わらないが、今の会社はPhotoshopよりFireworksを使われていて、私だけがPhotoshopを利用している 笑
ペンタブレット
びっくりしたのはデザイナーはマウスを使っている!私はペンタブレットしか使えないので特別に買ってもらった。
日本ではペンタブレットはイラストレーターさんが王もに使っているけど、
フランスではデザイナーも普通に使っている。私はマウスを捨てれるくらいペンタブレットに熱心だ。
先方との関係
これもびっくりした。前の会社もそうだったけど、今の会社は先方に行くたびにディレクターしか行かない。デザインをプレゼンするときもデザイナーは釣れていていなくてかなりショックだった。 私はプレゼンをすることが好きで、
やっぱり自分の仕事を説明ができるのは自分が一番だよね。
最初は理解できなくてどうして?とずっと悩んでいて、
今は理由がわかっている。
大勢で先方の方に行くのが失礼だ。
席が足りなかったら、大きな会議室がなかったらお客さんが困るから
なるべく少なめに行く。 特別に打ち合わせに行くことができて、
会社に帰ったらデザイナー同士に「どうだった?何した?」と聞かれて、
最初は「え?わかんないと?」と思ってしまった 笑
日本のデザイン
一番違うはデザインだ!「寂しい」
日本人は「寂しい」ページが嫌いなので必ず小さなイラスト、フレーム、矢印や柄などを入れる。そして人が写る画像が多い。人を切り抜きして吹き出しやコメントを追加して元気なページをするのが大切だ。
最初は古い〜と思ってしまったがこの小さなものでクリエイティビティがレベルアップされた。
色味と季節の大切さ
フランスでは政策の一つは3色までというルールがある。日本ではそういうルールがなくて、カラフルなページのほうが寂しく感じない。
そして、日本は季節を大切にしてとても素敵だと思っている。
例えば、季節的にロゴの色味を調整したり、バナーを入れ替えしたりする。
フランスはそういうことしないから最初は驚いたけど、
そういう考え方がとてもいいと思うし考えるのが楽しくなる。
Let's add some English words !
英文字をメニューとタイトルに入れたほうがカッコいい見えるから勝手に入れるデザインが多い。でも日本語が読めない外国人の目で見たら「やった!英語版もある」と思ってしまって
クリックしたら日本語しかない発見したら嫌な感じになるので
それは場合によってやめたほうがいいかも。
バナー
なぜかわからないけど日本人はバナーを入れるのが大好きだ。フランスにはその時代がもう終わっているのでマジで?と思った。
でも考えたら、バナーはウェブ上の名刺じゃないかなと。
名刺交換をする時にテーブルの上に置いて相手がみれるようにするね。
バナーも同じだから日本の文化かもしれない。
特集
フランスにない日本人が大好きなもう一つある。特集だ。
特集は読んでも作っても楽しいよ。ただ、たまにページが長くて、数が多すぎてどんなデザインするか困るデザイナーが多いらしい。
うちの会社は特集が苦手な人が多い。 私は普通に好きで何枚作っても構わない。
つまり、フランスと日本のデザインはとても違うけど、
個人的に可愛くてカラフルなデザインが好きなので日本のデザインが一番楽しくて好きだ。
まぁ、もちろんフランスのデザインは嫌いわけじゃないし、両方ができるのが魅力かなと思うよ(自慢になってしまう 笑)。
日本で仕事するのおかげで色々なことを考えながらデザインができて楽しいけど、
確かにたまに理解ができづらいこともあるので
なるべく早めに全て理解ができるwebデザイナーになりたい。
Fun Facts
文字の大きさ
漢字は小さすぎると読みづらいのでアルファベットよりフォントさいずを大き目にするのだ。でも、他言語を作っている日本人は英語版の時文字サイズを
このままにして外国人の目で見たらなんか違うと思うって知っていた?
アルファベットは12〜14pxで一般だ。
フォント
フォントがずっと前から好きだけどアルファベットとあまり遊べなくて、日本語だったら文字を自分でかけたり、イラストをつけたりして、
色々なことができてとても楽しい! 小塚は日本語の「Comic sans ms」で(ダサいってこと)使わない方がいいと言われたら、
日本語でもそういうフォントがあるんだぁと思った。
字間
フランス語はアルファベットで字間が普通に綺麗に見えるので全く触らない。でも日本語はひらがな、カタカナと漢字を使われているので字間がたまにおかしくなる。
特に詰めている漢字が多くて、逆にスペースが大きすぎるカタカナが多い。
最初は何が正しくないと全然見えなくて怒られたけど、
今は慣れて逆にアルファベットでも字間を触ってしまう。
Lorem ipsum
日本はLorem ipsumがわからない?まだテキストが届いていない時に使われているラテンゴのテキストだ。世界中のデザイナーが使っているのに日本で使った時に「なにこれ?英語?」と聞かれた。
日本では 「ここにタイトルが入ります」と「ここには文章が入ります 」が一般らしい。
レイヤー
なぜ日本人がレイヤーを片付けられないの!?他のデザイナーの仕事をもらうたびに30分ほどレイヤーを片付けないといけない。
本当に理解ができないしっめんどくさい。
レイヤーを綺麗にすると仕事が早く進めるでしょう?
福岡でwebデザイナーであるとは?
福岡市はデザイナーを始め、クリエイターさんにとって最高の場所だ!フランスはとても元気でダイナミックな町だ。クリエイティブ系の会社も多いし、市役所がクリエイターさんも応援しているし、Fukuoka Creators Awardというコンテストまである。
そして市のサイトのデザインもとてもよくて日本でかなり珍しい。
このリンクをチェックしてくださいね。
・Creative Camp Fukuoka : 東京在住のクリエイターさん向けのサポート。
・HASH#FUKUOKA : 福岡のクリエイティブなニュースとインタビュー。
・Fukuoka Facts : 福岡のデータをまとめているイラストがとても可愛いなサイト。
・CREATIVE CITY FUKUOKA :福岡のクリエイティブなニュース
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